エミューの肉や卵にも注目!オイルだけではないエミューの生産物をご紹介
- 2023/11/15
- 美容知識
テレビやSNSで話題のエミューですが、エミューからとれるオイル(エミューオイル)についてよく取り上げられています。
そんなエミューですが、オイル以外の生産物についても注目されており、研究がなされています。
今回は様々な分野で注目されているエミューの生産物について触れていきたいと思います。
あますところがないエミュー
エミューは、ダチョウに次ぐ世界で大きな鳥です。
オーストラリアの原住民アボリジニの人々が古くから肉や皮、油を利用してきたといわれています。
アボリジニの人々はエミューを余すことなく活用してきましたが、現代でもエミューの生産物を使った加工製品は多岐にわたります。
エミューの生産物、それぞれの特徴をご紹介!
卵
独特の弾力性があり、ふんわり感が魅力。お菓子作りに合います。
東京農業大学内などで販売されているエミュー卵を使った「生どら焼き」は、非常に評価の高い人気商品です。
他にも、鶏卵アレルギー患者に対する代替食品の可能性についての研究が進められています。
肉
低脂肪、低カロリー、高たんぱく、高鉄分とヘルシーで栄養価が高いのが特徴。一羽あたり約20kgほどの食肉が生産でき、骨を取り除くと14kg前後になります。
脂肪は9kg前後を生産でき、そこから6リットルほどのオイルが精製可能です。
脂肪
話題のエミューオイルです。脂肪酸バランスが人間の皮脂に近く、肌への浸透性、保湿性が高いのが特徴です。
健康志向面での価値が高く、今後の需要が期待されています。
羽根
1つの羽軸から2本の羽根が生えるという珍しい特徴があります。
この特徴にあやかり鹿児島市の平川動物園では、バレンタインデーの時期に恋愛のお守りを手作りし、来場者にプレゼントをしています。(2022年2月時点)
他にも、アクセサリーや羽毛製品に利用されています。
皮
高級素材の一つです。ダチョウに比べ薄めの皮ですが、丈夫なつくりをしており、羽を抜いた後の突起(クイルマーク)も少なく平らな見た目をしています。使い込むにつれてツヤが出るのが特徴です。
※クイルマーク
ダチョウ革にある、丸い突起模様のことです。製品使える部分が少ないため大変貴重とされています。
研究者も注目、エミューの研究と産業の振興
現在、エミューの研究は日本国内でも行われており、地域振興などの催し物にもエミューの生産物が活用されています。
東京大学のエミュー卵を使った「生どら焼き」の販売や、エミュー牧場がある北海道網走にて、飼育、商品加工、流通を地域内で一貫して行う産業モデルを構築するプロジェクトも発足しています。
エミューオイルだけでなく、食肉や卵などの生産物の活用にも期待がよせられており、今後のエミュー製品の展開にも注目が集まっています。
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