シミ対策や肌トラブルに「アルニカエキス」

アルニカとは

アルニカとは、キク科の植物でヨーロッパや中央アジアの山地や牧草地などに生息しています。

「ころび傷の万能薬」とも呼ばれ、古くから筋肉痛や打撲などで生じる炎症を抑える民間薬として重宝されてきました。

現在では医薬品の分野で、筋肉痛や打撲部分に使用する軟膏、湿布剤に用いられるほか、スキンケア製品や入浴剤など化粧品分野でも活用されています。

アルニカエキスのスキンケア効果

アルニカエキスは、アルニカの花や根から抽出したエキスのことです。

肌荒れやニキビといった肌トラブルを防いだり保湿効果があるため、化粧品などに配合されています。

他にも頭皮の血行促進や消炎効果があるため、育毛シャンプーに配合されることもあります。

肌トラブルでお悩みの敏感肌の方はおすすめの成分です。

またむくみやコリをほぐし、セルライトの解消といった目的でマッサージオイルとして使われることもあります。

アルニカエキスはシミが気になる方におすすめ

アルニカエキスは、メラニン色素生成を抑制するはたらきが認められています。

メラニンは肌や瞳などを構成する黒色の色素で、外部の刺激から皮膚の細胞を守るはたらきがあります。

そのため紫外線など肌への刺激を受けると、「メラノサイト」でメラニンを作り出して皮膚を守ろうとします。

アルニカエキスはこのメラニン色素生成を抑え、色素沈着を抑制することができると考えられています。

アルニカエキスの安全性

アルニカはキク科なので、アルニカエキスの配合量が多い場合、アレルギーを引き起こす可能性があります。

また刺激が強いため、エキスを直接肌につけると炎症を起こすこともあります。

肌の弱い人やアレルギーのある方は、化粧品の成分に十分注意しましょう。

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