化粧品に含まれる「セラミド」の種類や役割

セラミドとは

セラミドは角質層に存在し、肌の水分を保持する役割を担っています。

肌のバリア機能など健やかな肌を保つために必要な成分です。

美しい肌には必要なセラミドですが、年齢とともに生産する力が低下していき、50代には20代の約半分までに減少してしまいます。

セラミドは肌のバリア機能など健やかな肌を保つために必要な成分

化粧品に含まれるセラミドの種類と特徴

・ヒト型セラミド(バイオセラミド)
人の肌に存在するセラミドに似せて作られたもの。浸透力に優れ、他のセラミドに比べ保湿効果が高い。

・動物性セラミド
馬などの動物由来のセラミド。人のセラミドと性質が近く、保湿力が高いがやや高価。

・植物性セラミド
米や大豆などから抽出された植物由来のセラミド。人の肌にあるセラミドとは構造が異なる部分があります。

・疑似セラミド
科学的に合成したセラミド。安価なため、製品中に多く配合できる。

中でも「ヒト型セラミド(バイオセラミド)」は、保湿力の他にも肌への刺激が少ないためおすすめです。

ヒト型セラミドには「セラミドNG(セラミド2)」、「セラミドNP(セラミド3)」などがあります。

セラミドは単体で配合されているものよりも、美容効果が期待できる成分が一緒に含まれている化粧品を選びましょう。

例えば、肌のハリや弾力が気になる方は「ヒアルロン酸」、エイジングケアをしたい方は「ビタミンC」などがあります。

ヒト型セラミドの種類と役割

主なヒト型セラミドの種類と役割

・セラミド1:紫外線などの刺激から肌を守るバリア機能をサポート

・セラミド2:肌の保湿機能をサポート

・セラミド3:保湿機能、しわの深さを抑える

・セラミド4:バリア機能をサポート

・セラミド6:水分保持、ターンオーバーの促進、しわを抑える

それぞれ重要な役割を担っていますが、特に「セラミド1、3、6」が不足することによって、肌の乾燥やアトピー性皮膚炎などの肌トラブルが起きやすくなるといわれています。

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