アーティチョークとは。有効成分のシナロピクリンについてもご紹介!

アーティチョークとは?

アーティチョークとは、地中海沿岸地方が原産地で、日本では観賞用として栽培され、欧米ではつぼみを食用としています。

ヨーロッパ、特にイタリアで栽培されることが多く、日本での栽培はあまり行われていません。

薬用ハーブとして古くは、ギリシア・ローマ時代から肝機能の促進や利胆(胆汁分泌の促進)目的で用いられてきました。

近年アーティチョークが創る苦み成分、シナロピクリンが科学的にも効果が実証され、抗がん作用や化粧品の添加物としても注目されています。

食用としてのアーティチョーク

食材として使われるアーティチョークですが、次のような効果が期待されます。

  • 便秘の解消
  • コレステロール値を下げ、高血圧予防
  • 糖尿病を予防

便秘の解消

アーティチョークには水溶性の食物繊維が含まれており、便秘の予防や解消に効果的です。

水溶性の食物繊維は腸の中をゆっくりと通過するため、腸のぜん動運動を促し便秘の解消につながります。

コレステロール値を下げる

胆汁を作る際にはコレステロールが必要となるため、胆汁分泌を促すアーティチョークは、コレステロール値を下げる効果が期待できます。

高血圧予防

アーティチョークにはカリウムが豊富に含まれていることから高血圧予防に効果があります。

カリウムは体内の余分なナトリウムを排出するはたらきがあり、食塩を多く摂る日本人におすすめです。

糖尿病を予防

アーティチョークには水溶性食物繊維が豊富に含まれているため、糖の吸収を抑制するはたらきが期待できます。

水溶性食物繊維は腸の中をゆっくり通過するため、糖質の吸収スピードを緩やかにし食後の急激な血圧上昇を抑えます。

有効成分「シナロピクリン」。こんな肌のお悩みにおすすめ!

アーティチョークは、観賞用や食用だけでなく、化粧品にも使われています。

アーティチョークから抽出される「アーティチョーク葉エキス」は、主にエイジングケア化粧品やクレンジング料などにも配合されている成分です。

アーティチョークの有効成分「シナロピクリン」は紫外線による酸化ストレスを抑制することから、光老化を抑制の効果が期待されるとの研究結果が報告されています。

光老化とは、紫外線に対する防御反応が起こり、しみやしわとなって現れる変化のことです。

日焼け止めや日傘などの紫外線対策も大事ですが、スキンケアも併せて行うことで、健やかな肌を保つことにつながります。

アーティチョーク葉エキスは、エイジングケア製品など様々な化粧品で使用され、安全性の高い成分です。

ただし、シナロピクリンはキク科アレルギーの原因物質のため、キク科アレルギーのある方は注意が必要です。

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